沸点が低く、すぐにキレて部下にあたる上司。
毎日毎日キレられ続けると怒られるのが怖くて萎縮してしまったり、上司の顔を合わせると緊張してしまうようになってしまいます。
こうなると頭がぼーっとして仕事に手がつかなくなったり、自分を責めるようになってしまいには心を病んでしまうかもしれません。
この記事ではキレやすい上司の特徴と対策を解説してます。
上記のようにあてはまる方の助けになれば幸いです。
上司がキレる理由
1.上司が古い体育会気質
体育会的なノリを捨てられていない人はキレやすい傾向があります。
体育会というのは先輩には礼儀正しく、また立てるべきという考え方。
その上司自身、若手のころに上司からビシバシやられてきたのかもしれません。
どれだけ理不尽に感じても反発せず、ひたすら「すみませんでした!」と頭を下げて成長してきたのでしょう。
そうして自分が上司になった今、時代は変わったのにも関わらず同じノリで部下に接している可能性があります。
一見してキレやすくて怖い人ですが、その実態は古い体育会気質が抜けてないだけかもしれません。
2.最低限のことができない
あなただけやけに上司にキレられる回数が多い場合、
・何回説明してもらっても理解できてない
・同じミスを繰り返す
・自分で調べれば済むことを質問する
などあなたが社会人として基本的なことができてない可能性があります。
3.上司に失礼な態度を取っている
あなたの態度が上司をキレさせる原因になっていることも考えられます。
上司から理不尽な仕打ちを受けると反発したくなるのも分かります。
しかし上司が体育会気質の場合、部下から反発されると生意気なやつだと思われてしまいます。
これがキレるトリガーになるわけです。
またあなたが一言多いタイプの場合、知らず知らずに上司の逆鱗に触れてしまっている可能性もあります。
何気なく放った言葉でも、古い上下関係を重んじる上司にとっては「部下に言われる筋合いはない」ことかもしれません。
上司が話しをしているときにきちんと傾聴できていないケースもあります。
自分に置き換えて考えてみてほしいのですが、真剣な話をしているときに上の空でちゃんと聞いてるのか分からなかったらイライラしますよね。
逆に目を見て時折うなずいたりメモを取ってれば、しっかり話を聞いていると好感を持つのではないでしょうか。
キレやすい上司の対策法
ここまで上司がキレる理由について解説してきました。
次はキレやすい上司にどのような対策をすれば良いのか見ていこうと思います。
1.上司に合わせて対応を変える
前提としてキレやすい上司は、上下関係、上司と部下の関係を重視しています。
キレやすい上司の対応はこのことを念頭に置く必要があります。
まずこのタイプの上司に反発すると、「生意気なやつだ!」と目をつけられてしまうかもしれません。
なのでもしキレられても脊髄反射で反発せず、一呼吸置いて冷静に対応するのが大切です。
また口は災いのもと。
上下関係を大切にしている上司が、言われてカチンときそうなことは言わないようにしましょう。
相手の気持ちを考えて「これは言っても大丈夫」「これを言ったらキレるだろうな・・・」という感じで基準を探っておくと良いでしょう。
そして上司の話しはきちんと聞きましょう。
ちゃんと話を聞く相手には良い印象を持つもの。
キレやすいといっても上司も所詮は人間です。
部下が自分の話を真剣に聞いていればキレる理由もないし、むしろ敬われてると感じてアタリが優しくなるかもしれません。
逆に右から左に聞き流したりしていると、それも伝わってしまいます。
相手は「部下は上司の言うことは聞くべき」と思っているわけですから、当然怒らせてしまうわけです。
以上3点を押さえて対応すれば、今よりもキレやすい上司とうまく付き合えるでしょう。
ただしうまくできない可能性もあるし、仕事とはいえ負担が大きすぎる気もします。
そもそも本来の業務内容より、上司との関係の方が難しいってどうなんでしょうね・・・
2.部署異動を申請する
所属部署を変えて上司から離れるという手もあります。
異動申請の際はその理由を聞かれますが、上司と折り合いが悪いと正直に答えると印象が悪いです。
新しいことに挑戦したいなど、ポジティブな理由にすると良いでしょう。
ただ申請すれば必ず叶うものではない点は注意です。
また異動の結果職種が変わってしまう場合はキャリアがイチからになってしまいます。
今の職種の専門性を磨いていきたいのなら職種が変わる異動はすべきではないでしょう。
3.転職する
忙しい業務に加えて、キレやすい上司にも対応する。
器用な人ならできるのかもしれませんが、大半の人はそんなことできないのではないでしょうか?
また社風的に上下関係を重んじる上司が多いケースもあります。
その場合、部署異動したところで同じような上司に当たる可能性が高いですよね。
ということでキレやすい上司に疲れたら、転職を考えるのもひとつの方法です。
忍耐も美徳だとは思いますが、長期間だと精神がすり減っていきます。
すると「いざ転職しかない」となったときに動き出す気力が残ってないなんてことになりかねません。
転職活動においてもっとも重要なのが情報収集です。
しかし自分ひとりで情報って集めるのは意外とめんどうですし時間もかかります。
その点転職サイトに登録してしまえば、情報はメールで勝手に入ってくるから定期的にチェックするだけでOK。
そうして準備を少しずつ進めていつでも転職できる状態にしておくと心に余裕が生まれます。
表面的には上司の上下関係に付き合いつつ、内心「こっちはいつでも辞められるんだからな!」と考えられるようになって、キレやすい上司への対応ができるようになるかもしれません。
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